シャーリー富岡と斉藤洋美が試写会で観たロマンス、コメディ、ヒューマンドラマ、ファンタジー、アニメーション、アクション、ヒストリー、そして、おしゃれな映画を中心に紹介。二人のゆる〜いトークもお楽しみに。

インヒアレント・ヴァイス

インヒアレント・ヴァイス

原題:Inherent Vice

天才作家×天才監督×天才俳優が生み出した、何だかとってもいっちゃってる!ヒッピー探偵サスペンス映画。
あなたはどこまでついていけるでしょうか〜!!!

現代文学界の怪物と畏れられる覆面天才作家、トマス・ピンチョンが自身の小説の映画化を初めて許しました。
その相手は、3大映画祭の監督賞を制覇、アカデミー賞にも5度ノミネートされた天才監督ポール・トーマス・アンダーソン。
そして、主演が異端児にして天才俳優、ホアキン・フェニックス。

ホアキン・フェニックス扮するのは、L.A.の海辺に住む、マリファナ好きのアフロヘアにサンダル履きの私立探偵ドック。
そのドックの前に、不動産王で大富豪の愛人になった元カノのシャスタ(キャサリン・ウォーターストン)が現れ、その大富豪の妻とその妻の恋人の悪だくみを暴いてほしいと依頼する。

この大富豪は、不動産業界の大物中の大物で、巨額が動く土地開発を仕切っている。きな臭い匂いがプンプンするし、カネになりそうにもない。それでも、今も忘れられない最高の女の頼みは断れないと、捜査に踏み出すのだが・・・。
いつも大切な時にラリってしまうヒッピー探偵ドック(ホアキン・フェニックス)は、どうなることやら・・・。

その他、オスカー俳優たちがブッ飛びキャラで登場します。

 ジョシュ・ブローリン=凍らせたバナナをいつも加えているロス市警警部補、

 オーウェン・ウィルソン=死んだはずが、洗脳されていたミュージシャン、

 リース・ウィザースプーン=おカタイ検事補なのに、何故かドックの元カノ、

 ベニチオ・デル・トロ=ドックが頼る海運関係の弁護士、

 ジェナ・マローン=ドラッグのやりすぎで歯をなくした元ヒッピー、

 マーティン・ショート=コカインとセックスに目がない歯科医

・・・などなどキャラを聞いただけでもクラクラしてきてしまいます。

ストーリーの上辺だけを追っていくと、登場人物のほとんどがドラックでラリって登場するシーンが多いので、おいおいおい!と思ってしまう方もいるかもしれません。

けれど、このドックが住むロスの、アメリカの、その時代背景を紐解いていくと、それはちょうど60年代から70年代の隙間に落とされた人々なのでは・・・と見えてくるものがあるのです。

多くの人が自然運動を称えてカリフォルニアドリームを生きていたにも関わらず、自然は除々に土地開発業者たちによって壊され、世界中で官僚的な麻薬カルテルが勢力を伸ばしていった時代。

彼らが夢見て、約束されていたはずのものはどこへ行ってしまったのでしょうか・・・と、登場人物のキャラが強ければ強いほど、哀愁すら感じてしまいます。

ニクソン大統領の派兵、ベトナム戦争など、翳り始めていたこの時代に抵抗するかのように誕生した70年代のポップ・カルチャーと最高の音楽が満載のこの作品。
音楽は、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドが担当しています。

「インヒアレント・ヴァイス(固有の欠陥)」というタイトルの意味に隠されているものは・・・いったい何なのでしょうか? 

はまる人ははまる、はまらない人ははまらない、そんな作品です。
あなたはどっちでしょうか〜?

 

日本公開:2015年4月18日

映画「インヒアレント・ヴァイス」のおすすめポイントをシャーリーと洋美が音声で紹介!


監 督

ポール・トーマス・アンダーソン

キャスト

ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、キャサリン・ウォーターストーン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ、マーティン・ショート

配 給

ワーナー・ブラザース映画

公式サイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/inherent-vice/

製作年・国

2014年アメリカ映画

上映時間

2時間29分

Copyright

(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC, AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED

「インヒアレント・ヴァイス」予告編



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