シャーリー富岡と斉藤洋美が試写会で観たロマンス、コメディ、ヒューマンドラマ、ファンタジー、アニメーション、アクション、ヒストリー、そして、おしゃれな映画を中心に紹介。二人のゆる〜いトークもお楽しみに。

ジヌよさらば~かむろば村へ~

ジヌよさらば~かむろば村へ~

ジヌとは、東北地方の方言で「銭」「お金」のこと。

そのジヌ・現金に触るだけで失神してしまう "お金恐怖症" になってしまった元銀行マンのタケ(松田龍平)が、お金を使わない生活を目指し、東京から過疎化が進む小さな東北の村 "かむろば村" にやってくるところから話は始まります。

このかむろば村は、学校も郵便局も病院もないけれど、え~っ!と驚くほど濃い村人たちと、不思議な力を持った神様がいたのです。

いったいタケ(松田龍平)は、この小さいけれど、濃くて不思議な村で、本当に1円も使わずに生きていけるのでしょうか・・・。

原作は、漫画家・いがらしみきおの「かむろば村へ」。
第14回手塚治虫文化賞最終選考ノミネート作品にもなった物語です。

監督・脚本は松尾スズキ。
松尾スズキと言えば「大人計画」主宰、演出家、俳優など多彩な才能の持ち主です。
勿論、この作品の中にも、謎の男性役で登場します。

出演者の皆さんは、主人公のヒョロヒョロと頼りなげなタケに松田龍平。松尾監督から、この役は松田龍平しかいないというラブコールを受け、松尾監督とは2度めのタッグになりました。

そして、かむろば村の濃い村人たちの皆さんに扮するのが、異常に世話好きな村長・与三郎に阿部サダヲ、与三郎の美しい妻・亜希子に松たか子、何やら怪しい女子高生に二階堂ふみ、村の神様?に西田敏行、その他、片桐はいり、モロ師岡、荒川良々などなど、全ての出演者がものすごく濃い個性を発揮されています。


全員濃すぎるくらいなのに、それがうまく絡み合って、切なくて、可笑しくて、そして深い、最高のハーモニーが生み出されています。

生きていくためには、なくてはならないお金。
よくある企画で、お金を使わずに生きていくという、敢えてお金を使わないでどこまで生きていかれるかというサバイバル設定はありますが、この主人公タケはお金恐怖症という病で、本当にお金を使えない、使わないという設定が面白いです。

いったいどうやって生きていくの?
外でも暮らせるような南国ではなく、寒い寒い東北だよ。

周りの人たちはどうやってタケ(松田龍平)と関わっていくの?
村長(阿部サダヲ)が、タケ(松田龍平)に「おめ、死ぐぞ、ほでなす!」と叱るシーン好きです。

笑いながら、いろいろなことを考え、そしてパワーをもらえる作品です。

音楽にも力を入れる松尾スズキ監督ならではのエンドロールに流れる主題歌、OKAMOTO'Sの「ZEROMAN」もお聴き逃しなく。

★HIROMI'S NOTE

この作品はオールロケで撮影されています。
かむろば村は、セットを建て込むのではなく、こぢんまりとした本当の村や町で、本物のわらの葺き屋根の家で、しかも、原作に忠実な東北地方でオールロケで・・・と考えていたところ、手を挙げてくださったのが福島県の奥会津にある柳津(やないづ)町の皆さんなのだそうです。

柳津町は人口3,700人のうち、65歳以上の方が1,500人という、リアルかむろば村で、その柳津町のおじいちゃん、おばあちゃんたちもエキストラとして参加しています。
「あそこにもう少しおばあちゃんに座ってもらえないかな」と監督が言うと、15分後には、もう柳津町のおばあちゃんがちゃんとロケセットに鎮座してくれたそうです。
その他、たくさんの町の協力があって撮影が進んだというこの作品。

その柳津町の皆さんの温かさも、この作品に映しだされているのではないでしょうか。

 

日本公開:2015年4月 4日

映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」のおすすめポイントをシャーリーと洋美が音声で紹介!


監 督

松尾スズキ

キャスト

松田龍平、阿部サダヲ、松たか子、二階堂ふみ、西田敏行、片桐はいり、中村優子、杉村蝉之介、伊勢志摩、オクイシュージ、モロ師岡、荒川良々、皆川猿時、松尾スズキ

配 給

キノフィルムズ

公式サイト

http://www.jinuyo-saraba.com

製作年・国

2015年日本映画

上映時間

2時間1分

Copyright

(C) 2015 いがらしみきお・小学館/『ジヌよさらば~かむろば村へ~』製作委員会

「ジヌよさらば~かむろば村へ~」予告編



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